就活の面接(面接官側)で質問したこと、そして就活生は消える
私、企業の人事部に所属していた経験が長いのです。それ故か今の営業の部署に異動してからも新卒の面接に度々面接官として出ています。
で、その中で印象に残っているやり取り。
ある学生が、「趣味は音楽で、自分がいいと思った曲を友達に聞かせて好きにさせているから自分は営業力が高い」みたいなことを言ってきました。
私は、「そうなんですね。ちなみに今一番オススメなのは誰ですか?」
と返すと、学生さんは困ったように、「オススメ・・・ですか?」と。
ちなみに面接官は、30代前半が2名、40なかばが1名の合計3名で行っていました。
彼は、なんで困ったのか。
私の推測は下記。
1、おっさんに言ってもわかんねーだろ。なんて説明しようか。
2、いやホントは詳しくないんだよな。どうしよ。
1の場合。分かります。困る。彼の回答は最終的にZEDDだった訳ですけど、
ZEDD分かんねーだろうな、と判断された自分が悲しい。分かるよ?
でも分かんねーだろうな!って思われたことが。
ただ、分かんねーだろうな!って人に分かるようにモノを売るのが営業やで?
とも思います。そこで詰まってしまうのは分かるけど、それは営業力ないですわ。
2の場合。嘘ついちゃだめだよね。でも結構こういう人いる。なんかいいエピソードとか作って言わなきゃ!と思う気持ちは分かるけど、だいたいバレます。ちょっと突っむとだいたい分かる。あんまりプラスにはならないと思います。
まぁ1、2の両方を確かめる為に「オススメありますか?」と返したわけですが、
かれはおそらく2でしたね。本当に正確悪いよね。新卒採用の今の風土なんてなくなればいいのにね。今もまさに就活シーズンでリクルートスーツ姿の学生さんを沢山みなすが、この前駅で前からリクルートスーツにベージュのトレンチコートの女性が3人タテに並んで歩いてきて(おそらく知り合いじゃなくてたまたま並んでた)3人集めて並べたら「消えそうだな」って思いました。すいません。
本当に、そして適当に、頑張ってほしいなと心から思います。
さー寝よ。